ぽぷらの小説

「7人の小人」というBL小説を書いています。2日に一度更新目標!

7人の小人

「はい、これで今日の撮影は終わりです!皆さんお疲れ様でした」

「お疲れ様でしたー!」×7

そう言ってスタジオから出る俺達。

「疲れたー」とか「腹減ったー」とか言いながら並んで歩く。いや、正解には2人、
2人、2人、1人の組み合わせで並んで歩く。

これが俺達の日常である。

俺達はPromessail (プロメッサル)というアイドルユニットをやっている。

メンバーは上から順に、リーダーで最年長の笠原零司 (かさはられいじ)、東城祐月 (とうじょうゆづき)、逸瀬悠人(いつせはると)、雪平駆 (ゆきひらかける)、鑑仙太郎 (かがみせんたろう)、芹宮蒼介 (せりみやそうすけ)、そして末っ子の俺こと五十嵐翔輝 (いがらししょうき)である。

俺達はアイドルとしてはデビューしてそこそこ経つ、中堅層くらいの存在で、自分で言うのもなんだがファンも結構な数を抱えている。

歌を出せば毎回少なくとも週間チャートくらいには入るし、単独コンサートの経験だってある。

活動はまさに順風満帆、今をときめくなんちゃらとかの見出しがつくくらいには人気アイドルなのである。(自分で言うな)

しかしそれはあくまで表向きの姿で、実は裏にはとんでもない秘密があるのだった。

もうなんというか、世間に知れ渡ったら一瞬でグループ活動休止とかになっちゃいそうなレベルの、やばい秘密...

そう、実は俺達Promessailは、ユニット内恋愛をしているのであった。